Speed Way Pal DRIFT RC1 GRAND PRIX 2006.12.10

「深呼吸一つで変わるラインかな」…とまず一句

 さていよいよDR1GP開幕です。
 去る11月17、18日Speed Way Palでは全国の地方戦を勝ち抜いた猛者達でラジドリ統一戦『DR1GP』が開催されました。
 今回のコースレイアウトは実車のD1シリーズの最終戦のに合わせて『アーウィンデール風』となり、バンクに見立てた最終コーナーからの審査で車速、角度、飛距離が肝といったコースになっています。
 審査員は本大会のプロデュースをしてくれたD1ドライバーのドリフト侍さん。そして、侍兄弟のD1ドライバー加藤貴也さん、同じくD1ドライバーの福田浩司さんによって行われました。
 各地方戦からの進出組は九州地区からは14名、北陸地区からは5名、東北地区からは12名、関東地区からは14名、そしてスポンサーのヨコモ様枠として6名の総勢51名の猛者が川越にありますSpeed Way Palに集まりました。また、この統一戦には2名の小学生が駒を進めており活躍が期待されました。

さてさてここからが本題!!
 17日からの2DAYSでしたが、初日は参加選手(ミーティング等を含めた)の練習日、18日は本戦という日程。
 初日は皆さんが思うカッコいいラインを模索しながら地方からの参加者は路面の状況の把握、セット変更等をしていました。
 審査区間、ラインについては公平さを保つ為に、皆さんが慣れてきた午後のミーティングで発表となりました。
 ここでいいとされていたラインはスタート後1コ−ナーの出口よりバンクを大きくアウトギリギリからアプローチして2コーナー奥のクリップに頭で合わせ加速させながら3コーナーにある2個目のクリップに早い振り返しで合わせていきリアでクリップを取る感じのままアウトラインいっぱいに飛ばし4コーナー審査席前をミドルより外側で通過(出来ればアウトいっぱいが望ましい)。そこから旋回角を増やしながら5コーナー、6コーナーのS字を抜けゴールといった感じでコース自体は一見簡単そうに見えますが狙えるラインは1本しかないといった非常に難しいコースとなっています。ミーティング後のフリー走行では、やはりアプローチが厳しい為か、参加している皆さんはかなりの苦戦模様…路面と慣れない01Rタイヤに苦労していた様でした。
 だいぶ慣れてきた頃には日も沈みかかっており、路面コンディションも良くなってきましたので皆さんガブガブと追走モードにて具合を探りながら楽しんでいました。

翌日18日は本戦。
 ルーレット方式による1次予選、単走による2次予選、そして追走トーナメントによる決勝にて統一選の勝者が決まります。ルーレットではやはり朝一の路面にて相当違和感があり、苦戦する方々が多い中、審査員にOKと言われるいい走りをする人もいました。
 中でも団長選手とカスタム選手は早々とOKを出され、残りの時間で追走の練習などをする始末…(^^;おいおいって感じですね。。。
 そしてこのルーレット審査をTOPで通過したのは…団長選手!!なんと点数は99.99…素敵(^^)このルーレット審査では32名が2次予選の単走審査へと駒を進めました。なんと2名の小学生も駒を順当に進めており、大人顔負けの走りを披露してくれました。
 まぁそんな中、私も一番最後に名前を呼んで頂けましたのでちょっと安心したかな。
 2次予選の単走では、3本という限られた枠の中で本領発揮しなければいけなくかなりの度胸と冷静さが必要となります。毎度、やってる私たちでさえ緊張するし、失敗率も上がります。こんな状況でここまで勝ち進んできた地方組の皆さんはどう感じたのかは察することが出来ると思います。
 その単走審査で16名に絞られた選手の中にはまたまた小学生の2名も無事に通過!!これはかなりスゴイ事だと思いませんか??実車からフィードバックして考えてる人が多い中、実車に乗ったこと無いのにそこまで攻めるまたは安定して走るというのはかなりハードルが高いものと考えます。これは子供だからといって侮れません!!
 ですが…もっとスゴイ男が…この土壇場でなんと100点を叩き出した選手がいました。この選手は団長…ルーレットで99.99、単走で100点と今は止められる気配がありません。
 かという私も辛うじて…首の皮一枚でまたまた最後に名前を呼ばれました(^^;
ある意味これが意図的だったらスゴいと思うのですが…残念ながらそうではないとだけ言っておきますか。
 ここで勝ち上がった16名にてトーナメントが決まり組み合わせ発表となります。組み合わせはトップ通過者と16位通過者、2位通過者と15位通過者といった感じで実際の組み合わせと同じで行われます。
 ここで前に書きました通りトップとビリという事は…団長と私…やる前から意気消沈。参りましたが、いざ対戦は初めてでしたのでワクワク感もありました。追走はこのドキドキ感がたまりません。
 さてこの勝敗は私の勝ちとなる予定でしたが残念ながら私アンダー出して焦った上に自爆スピン…。話にならない感じで団長の圧勝…あははは。
この追走トーナメントで芸術的だったのは団長選手とカスタム選手の一戦。圧倒的な速度で他を圧巻してきた団長選手にカスタム選手が食らい付きサドンデスまで行くものの僅差で団長選手に軍配が上がり、決勝に駒を進めました。
 ちなみに一番感動したのはバチコンズのテツ選手と対戦した東北大会から勝ち進んできた小学生の阿部選手との一戦は辛くもテツ選手の勝利!しかしながら中身ではテツ選手にミスを誘発させる走りをし最多サドンデスを行った阿部選手を称えたいと思います。
 テツ選手はここで力尽きたのか次の対戦で小学生から中学生に進化した長野のまーくんに1本目でリードを取っていたにも係わらず、2本目で痛恨のスピン…敗退となりました。このまーくんはここまで順当に勝ち上がってきたトメ選手にミスを誘発させ決勝へと駒を進めました。

決勝戦は団長対まーくん
 この大一番の舞台でも団長選手がすばらしい走りを披露し、ここまで手堅い走りを見せてくれたまーくんと団長の勝敗は…
 長い時間と様々な人達の苦労、スポンサー様の協力のもと、開催に至った初の統一戦勝者は団長選手!

 DR1GPの結果は優勝 団長選手、2位 まーくん選手、3位 近藤カスタム選手となりました。おめでとうございます。
 2DAYSで行われ熱き戦いの中、誰しもが納得出来る結果だったと思いますが、少し残念だったのは地方から来た多くの方々が実力を出し切れないまま終わってしまったのではないかと思ったことです。初サーキットと環境の違いからの緊張や様々の要素が絡んでの結果だとは思いますがまた何処かで皆さんの本領発揮した勇姿を見せて頂けたらと思います。
 DR1GPは持ち回りと聞いていますので、次の地でまた新たな戦いの火蓋がきって落とされたということは間違いないでしょう。はるばる九州から自走でいらした方の熱き情熱に答えられる様に私達も頑張りたいと思います。
 各地方でも段々と盛んになっておりますので今回は参加になりませんでしたが予備戦等が行われた北海道地区、そして参加出来なかった名古屋地区でも今後はここに加わってくると思います。まだまだ各地には凄腕のドリフターがおり、どんどん日の目を見る舞台に上がって来てくれることを期待します。
 最後にイベントのプロデュースしてくれたドリフト侍様。そして大会スポンサーのSpeed Way Pal様、YOKOMO様、RZ image様、Team48様、ブンカ様、GAGA様、G-style様、アレックス様。
 ご協力頂いたメディアのRC sports様、RC world様、RC magazine様には厚く御礼申しあげます。

また、来年皆様とお会いできる事を楽しみにしております。
Reported by 菅間2501部隊  森組長
 DR1GP表彰台 優勝 団長 選手  2位 ま〜くん 選手  3位 近藤カスタム 選手 おめでとうございます。
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